将来ヘアメイクになりたいと思っていても、自分が適正を満たしているのかどうかが分からないと、不安に思う方は少なくないと思います。
一生懸命勉強をしてヘアメイクになっても、もし感性や性格が合わなかったら大変です。だからといって働けないということは無いと思いますが、人によっては苦労したり辛い思いをする場合もあるかもしれません。
そこで今回は、ヘアメイクに向いている人についてご紹介していきたいと思います!将来なりたいと思っている方は、自分がヘアメイクに向いているかどうかを確かめる参考にしてみてください。
ヘアメイクに向いている人とは
適正を知ることの大切さ
「ヘアメイクさんになりたい!」と目標を持つことはとても素晴らしいです。
しかし、どんな人にも「その職業への適正」があります。適正を満たしていなくても、もちろんその職業でやっていけている人はいますが、そこに至るまでは並々ならぬ努力をしてきたり、苦痛を感じてきたことでしょう。
自分に合わないものを「自分のものにする」ということは、厳しい道程なのです。
ただ、適正を満たしていたとしたら楽に仕事ができるということでもありません。合わない人に比べたら苦痛は少ないかもしれませんが、努力をしなければ一人前になれないですし、技術磨きを怠れば向いていなかった人たちにどんどん追い抜かれてしまいます。
まるで「ウサギとカメ」のようになってしまうのです。
では、なぜ適正を知ることが大切なのでしょう。それは、以下のようなメリットがあるからです。
- いざ壁にぶち当たった時のショックが軽減される
- 努力しなければならない所をより集中して磨ける
- どこを改善しなければならないのか分析できる
- 自分の力を過信し過ぎない(過信は失敗や挫折の原因になり得ます)
ヘアメイクに向いてる人はこんな人
では、ヘアメイクに向いてる人は具体的にどんな人なのかをご紹介します。「ヘアメイクに向いている人あるある」のようなもので、当てはまっていたら絶対に適正があるということではないので、ちょっとした参考程度に見てみてくださいね。
①相手の長所、コンプレックスに気づける
ヘアメイクの仕事は、相手の長所やコンプレックスに気づく能力が必要です。相手をよく見て引き出すべき部分や手を加えてバランスを良くする部分に敏感に気づくことができると、より相手を美しく輝かせることができます。
ヘアメイクを頼りメイク・ヘアセットを依頼する人というのは、舞台やショー、写真撮影、テレビ、大事な行事などでプロに頼る必要がある人。
素人にはできない長所を伸ばす技術、バランスよく見せる技術をいかすには、観察力に長けていることが大切です。ヘアメイクの世界で活躍している人の多くは、もともと観察力が良いのが特徴。
将来ヘアメイクを目指している方は、観察力を人に褒められた経験はあるでしょうか。もし褒められた経験があるのなら、将来の夢にきっと役立つはずですよ。
「観察力を褒められたことは無いし、苦手だ」という方は決して諦めないでください。よく観察することを意識すれば、自然と観察力が育ちますよ。
②コミュニケーション能力が高い
相手からの要望やコンプレックスを聞くことは、ヘアメイクの仕上がりを左右します。
そして、ヘアメイクの仕事をしているとさまざまな人と出会うでしょう。
相手に合わせたコミュニケーションの取り方をしたり、どのように接すればリラックスして貰えるかなど、コミュニケーション能力を発揮するポイントです。
また、ナチュラルなコミュニケーションが取れて施術を快適に過ごせたと感じて貰えると、次の仕事につながることも。指名を貰えるきっかけ作りの役に立つので、コミュニケーション能力の高さは人気の高さと比例しやすいです。
どうしても人見知りしてしまったり、会話が苦手な方も少なくないですが、苦手を苦手のままにせず、臆することなく色々な人との会話にチャレンジしてみてください。
会話の積み重ねが「引き出し」になり、会話力に繋がりますよ。
③美容に関することがなによりも好き
ヘアメイクの仕事を長く楽しく続けていくためには、当たり前かもしれませんが美容に関する興味が高いことが大切です。美容業界のブームは移り変わりが目まぐるしく、興味がなければ追いつくのが難しいもの。
もし美容の世界が好きなら、変わりゆくブームを自ら知りたいという気持ちになれますし、「仕事だから仕方なく調べる」といったことになりません。
また、美容への興味が高ければ「もっと仕上がりを美しくしたい」という目標が生まれ、技術の向上にも繋がるでしょう。
いつでも最新の知識を持ちたいと思う美容への愛が、ヘアメイクに向いている人だと言えるのではないでしょうか。
④自分を表現するセンス
相手の要望にこたえ、そのとおりに整える技術力は確実になくてはならないものですが、それだけではたくさんいるヘアメイクに埋もれていってしまいます。
プロのヘアメイクに欠かせない適正には、自分を表現するセンスの有無もあるのです。
基本の施術を行いながらも、自分ならではのアレンジや特徴を出すセンスがあれば、あなただけの技を認めてくれる人や気に入ってくれるファンが生まれるでしょう。
美容の世界は芸術に通じるものがあるので、美容センスの有無はヘアメイクに向いているかどうかを左右するポイントになりますよ。
まとめ
ヘアメイクに向いている人とはどういう人かをご紹介しましたが、自分が当てはまっているかどうか確かめられたでしょうか。
もし当てはまっているなら将来活躍の幅が広いヘアメイクになれる可能性が高いと言えます。
ぜひ今回のポイントをチェックしながら、ご自身を見つめ直すきっかけにしてみてくださいね。