将来メイクアップアーティストになったら、年収はどれくらいになるんだろう?と、疑問に思っている方は多いでしょう。将来、メイクアップアーティストとして生活を営んでいくなら、今から大体の年収は把握しておきたいものです。
こちらでは、メイクアップアーティストの年収について詳しく解説しています。メイクアップアーティストの夢を追うのも良いですが、現実的に年収を把握するのも大事なことです。
メイクアップアーティストは、最初の数年は厳しい
メイクの学校を卒業した後、すぐにプロのメイクアップアーティストとして安定した給与を得るのは、難しい場合が多いです。
就職先や働き方によっても異なりますが、まずはアシスタントとして下積みを経験しなければならない場合が多いでしょう。
アシスタント期間は実力・就職先によりけりですが、1年~2年はアシスタントの立場で働きます。
アシスタントの給与は低く、20万円に届かないのは当たり前です。年収にして100~180万円と、幅があります。
メイクアップアーティストとして生活を営めるようになるまでは、別でアルバイトをしたりする必要があることも。ただ、見習いのアシスタント期間は勉強することが多く、アルバイトする時間や体力があまりない場合もあります。
アシスタント期間は給与が低いのを見越して、貯金を切り崩しながら生活できるよう、蓄えを用意しておいたほうが、無難と言えるでしょう。
働き先・働き方で異なるメイクアップアーティストの年収
メイクアップアーティストの働き方・活躍の場はさまざまです。就職先や働き方によって異なる年収を、こちらで詳しくご紹介しましょう。
将来は安定した働き方をしたいのか、それとも自分の実力次第でどこまででも上り詰めたいのかによっても、働き方や年収は異なります。
1.化粧品メーカーやブライダルサロン
◎年収:180万円~400万円
メイク学校が卒業した後は、化粧品メーカーやブライダルサロンのメイク部門に就職する道があります。入社したての頃はまだまだ給与が低く、年収は180万円~200万円前後。その後は企業にもよりますが、200~400万円くらいです。
かなり幅が大きいですが、どこの企業か・地位・経験年数などがかなり大きく関わってくるので、年収は180万円~400万円とします。ただ、メイクアップアーティストとして企業で高いポジションについたり、本を出版するようなメイクアップアーティストになれば、年収はグーンと伸びるでしょう。
2.ヘアメイクのプロダクション
◎年収:100万円~500万円
ヘアメイクのプロダクションに所属した場合の年収は、始めの1年~2年目くらいまでは100万円~300万円未満の年収になる場合が多いです。
最初のうちは月収10万円程度のことも少なくなく、メイクアップアーティストの収入だけでは、生活ができないといった場合も。
プロダクションに所属した後、始めの数年は空いている日・休日にアルバイトをし、少しでも収入を増やそうと努力しているメイクアップアーティストは、少なくありません。
メイクアップアーティストとして働き出す前に、あらかじめ貯金をして蓄えを用意しておくなどをしていないと、生活に困る状況に陥りやすいです。
しかし、それを乗り越え3年目くらいになると、年収は300万円~500万円くらいになり、安定した生活が遅れる程度の給与を得られるようになります。
3.フリーランス
◎年収:0円~数千万円またはそれ以上
フリーランスとして働く場合、収入は人によってかなり大きな差ができてしまいます。フリーランスは仕事をしなければ収入が得られませんから、極端な話、仕事がなければ給与は0になるといっても過言ではありません。
しかし、仕事をすればするだけ収入は上がりますから、自分がどれくらい稼ぎたいのかを決め、仕事量を決定する人が多いですね。上限なくやれるだけやって稼ぐというのも可能ですが、自分の体力と休日の都合と相談をしながら、自分なりに調整する必要があります。
ちなみに、売れっ子の有名なメイクアップアーティストは、フリーランスの人ですと年収は数千万円以上です。
さらに、テレビ出演・コスメ開発・書籍出版などでヒットさせることができれば、年収は億を超えることもあります。ただ、ここまで稼げるようになるメイクアップアーティストはほんの一握りです。
メイクアップアーティストの収入を上げるには
メイクアップアーティストは一部の成功者を除き、特別収入が良い職業とは言えません。しかし、諦めることはしないでください。メイクアップアーティストの収入を上げるためには、さまざまな努力をして実力をつけ、収入を上げることが可能です。
例えば、自分の実力やアピールポイントを増やす方法として、民間資格の日本メイクアップ技術・IBF国際メイクアップアーティストの資格をとるのは有効です。資格があれば就職する際の強みになり、想定していたよりもずっと良い企業に採用される可能性があります。
また、コミュニケーション能力を磨くのも、収入をアップさせることに繋がるでしょう。
メイクアップアーティストはさまざまな年代の人と接する仕事なので、コミュニケーション能力が必要です。
うまくコミュニケーションが取れればクライアントからの信頼が厚くなり、指名を貰えるようになったり、大きな仕事が舞い込んでくるようになります。
メイクアップアーティストとしての技術を磨くことも大事ですが、人と人との関わり方を改めて勉強することで、将来につながっていくでしょう。
一般的な年収と比べて、やや年収が低いメイクアップアーティスト。それだけを聞くと、将来大丈夫かな?と不安に思うかもしれません。
しかし、安定した給与が得られる働き方・就職先はあるので、安定して働きたい場合はそういう所を探すと良いでしょう。
一方、「自分はメイクアップアーティストのトップを狙い、お金を稼ぎたい」と夢見る人は、フリーランスなど自由の働きが良いでしょう。
働き方や就職先によって年収がかなり変わりますから、自分が考える将来の設計図をしっかり組み立てることが大切です。
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