どんな職業にもその仕事に就いている人しか分からない「あるある」があるように、美容師にも「あるある」が存在します。
さぞオシャレなあるあるなんだろうと思いきや、意外とそうではないあるあるがたくさん。こちらでは、美容師ならではの「あるある」をご紹介しています。
美容師になるとどんな「あるある」を経験するのか気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
意外と知らない?美容師のあるある6選
華々しくオシャレなイメージがある美容師の「あるある」といったら、やっぱり「オシャレなあるある」が多いんだろうな~と思う人が多いのではないでしょうか?
しかし、実際にはオシャレとは無関係のあるあるがたくさんあります。意外と知らなかった美容師のあるあるを、6つご紹介していきますね。
1.手や指先がボロボロになる
美容師はカラー剤やパーマ液などの薬剤を使ったり、シャンプーでお湯や水に触れる時間が長いことから、手荒れをしやすい職業と言われています。手荒れするならハンドクリームを使えば良いのでは…と思うかもしれませんが、シャンプーをしたあとに一回一回ハンドクリームを使うわけにはいきません。
休憩や仕事終わりにハンドクリームを使うことができても、仕事中にケアできなかった分のダメージは着実に蓄積していきますから、手荒れが進行するのです。指先の角質が厚くゴワゴワになったり、あかぎれ・ささくれに悩まされている美容師は、かなり多いんですよ。
2.フェイスガーゼがズレてお客さんの目と合うと気まずい
シャンプーをする時には、フェイスガーゼを顔にかけてくれる美容院が多いですよね。しかし、シャンプーをしている時のわずかな振動やお客さんの呼吸で、徐々にガーゼがズレてしまうことがよくあります。
気づいた時にはフェイスガーゼがズレて片方の目が出ていたり、両方の目が出ていることも少なくありません。お客さん側もガーゼがズレて気まずい思いをしていますが、それは美容師も同じ。
ガーゼから覗くお客さんの目と視線がばっちり合ってしまったり、気まずくないように目を閉じ何事もなかったようにしてくれているお客さんを見ると、申し訳ないやら恥ずかしいやら、気まずい思いをするのがあるあるなんです。
3.美容師になっても勉強と練習の日々
ヘアスタイルのブームは短い期間で変わっていきます。人気の形、人気のカラーなど、毎日のように勉強していなければブームに乗り遅れてしまいます。オシャレに敏感なお客さんに流行りのヘアスタイルを注文されることが当たり前のようにあるので、美容師は日々流行りのヘアスタイルやカラーを勉強しているのです。
ただ、流行りを勉強するだけでは技術が追いついてきません。仕事が終わってから、練習用の人形を使ってカットやカラーの練習をしたり、カットモデルを募って練習するなど、常に技術の向上を目指しています。
「美容師になったらゴール」ではなく、毎日がスタートのようなものなのです。
4.家族・友人からヘアカットをお願いされる
髪の毛を切る技術がある身内がいるなら無料もしくは安く頼もう!という家族や友達を持つ美容師が多いです。美容院に行くにはお金がかかるので、家族や友人に美容師がいるなら切って貰おうと考える人が多くなりがち。
仕事が終わったあとや休日に頼まれる場合があるので、マイハサミを持ち帰る日があるのは、美容師のあるあるなんです。
また、家族や友人の希望通りに切ることもあれば、カットの練習として美容師がしたいように切る場合もあります。家族や友人は髪を切って貰えますし、美容師は練習ができるので、Win-Winな関係になるというわけです。
5.ご飯は早食い
華々しいイメージの美容師ですから、ランチもきっと同僚とオシャレに食べている…という想像をしてしまいがちですが、実は早食いでオシャレとは無縁の食事風景です。
予約や指名がスケジュールに詰まっていると休む暇がほとんど無いので、どうしても食事は早食いになってしまうのがあるある。美容師にとってランチとは、その日の体力を維持する「戦飯」のようなものなのです。
6.整体通いになりがち
美容師は立ち仕事ですし、シャンプーの時にお客さんの重たい頭を支えたり、指先を動かし続けることで体が凝りやすい職業です。若いうちは何とか乗り切れても、年々腰痛・肩こり・脚のむくみ・手の疲労などに悩まされやすくなります。
体に疲労を抱えた美容師は、整体院への通院が欠かせなくなるのはよくあること。週に1度整体院で体のメンテナンスをし、また翌日から仕事に入る美容師は少なくありません。
美容師を目指すなら仕事以外にも大変なことがあるのを覚悟しよう!
「オシャレをするのが好きだから」「人の髪を触るのが好き」「みんなをキレイにしてあげたい」という思いで美容師になる人は多いです。もちろん素敵な思いなのですが、実際に美容師になってから感じるのは、意外と華々しいとは言えない部分が多かったり、体力勝負な面が大きいということ。
せっかく美容師になれても、大変な毎日に挫けて辞めてしまう人は少なくありません。もし美容師になりたいという夢があるのなら、将来美容師になった時、今回ご紹介したような「あるある」が存在することを頭の片隅に入れておくと、多少の覚悟ができるのではないでしょうか。