美容師免許を取得するためには、国家試験を受験し合格しなければなりません。
国家試験というと、難しくてなかなか受からないようなイメージがありますが、しっかり勉強していれば美容師免許の取得は難しくないと言われています。
もし国家試験を一発で合格することを前提とするなら、美容師免許はどれくらいで取れるのでしょうか?
今回の記事では、美容師免許はどれくらいで取れるのかについて解説をしています!
美容師免許はどのくらいで取れる?
美容師免許の取得にかかる期間は、最短で2年です。昼間課程、夜間課程で2年の学習を経て、国家試験の受験資格を得られます。
学校によっては夜間課程は昼間課程よりも少し期間が長い場合もありますが、2年の場合が多いですね。
また、通信課程がある学校もあります。
通信課程の場合、主にレポート提出などで学習を進め、年に決められた回数の登校をし、実際に学校で学ぶことも。
通信課程の場合、昼間課程・夜間課程よりも長い3年以上の学習が必要になります。
つまり、美容師免許は最短で2年、最長で3年以上で取得できるということになりますね!
美容師免許を取るには学校選びが重要
美容師免許を取得するには、全国にある美容系の学校に行けばOKだと思っていませんか?
厚生労働大臣指定校ではない学校でも美容の知識、技術を身に付けることはできますが、国家試験の受験資格は得られません。
せっかく知識や技術をつけたのに、受験資格がなければ国家試験を受けられないので、美容師免許が取れないのです。
もし厚生労働大臣指定校ではない学校で学んでしまったら、卒業後か中退後に再び厚生労働大臣指定校に入学し勉強しなおす必要があります。それだけで数年費やさなくてはならないので、もったいないですよね。
ですから、美容師免許の取得を目指すなら、必ず厚生労働大臣指定校であることを確認してから志望校を決めましょう!
最年少で美容師免許を取得するには?
数は少ないですが、高等課程のある美容学校への入学が、最年少で美容師免許を取得する方法です。
高等課程のある美容学校は、普通の高校で行う勉強もしながら美容の勉強もでき、卒業と同時に美容師免許の受験資格が得られる、もしくは免許を取得することができます。卒業までは3年間のところもあれば、2年間のところも。
高校での一般的な学習もしつつ美容も学び、国家試験対策をするので覚えることが多く、ハードと言えます。
しかし、真っ先に美容師の夢を掴みたいと考えるなら、中学卒業後に高等課程のある美容学校に入学するのも一つの方法です。
1日のスケジュールは?
とある学校の場合、1時間目から3時間目までは社会、理科、英語など一般的な高校と変わらない授業を行い、4時間目から途中お昼を挟んで6時間目まで美容の勉強という感じで、スケジュールが組まれています。
スケジュールの前半では一般的な高校生活ですが、後半に入ると専門学校の授業に。
美容師になるために必要な衛生管理・美容保険・美容文化論などの座学、エステティック・カット・メイク・パーマなどの実技を学んでいきます。
さらに、就職後に必要になる言葉遣いや礼儀作法なども学び、即戦力になれる美容師を目指すのです!
高等課程のある美容学校は学費が高い?
高校と同じ勉強もしながら美容の知識・技術も学べるとなると、学費は普通の高校の倍以上するのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか?
学費は高校によって差はありますが、多くの場合、一般的な美容専門学校と大差が無く、200万円~250万円くらいです。夜間の場合は、さらに学費が安く180万円ほど。
高校の勉強も美容の勉強もできるからといって、学費が倍になる心配はないので、安心してくださいね。
まとめ
美容師免許は、2年~3年の学習期間で取得することができます。
年齢的な意味で最も早く美容師になりたい方は、中学卒業後に高等課程のある美容学校への入学を目指すのも方法の一つです!
しかし、その場合でも学習期間は2年~3年ですから、美容師という職業はどのような方法でも、2年~3年の学習が必要なのです。
美容師を目指す方は、それだけの期間が必要になることを、ぜひ覚えておいてくださいね。