この記事では美容専門学校の面接について、面接方法の種類やよくある質問例についてご紹介します。
美容師を目指し、美容専門学校への受験を検討されている方で、面接対策ではどんな準備をすれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
美容専門学校の面接方法(種類)、美容専門学校の面接で問われる質問傾向を把握し、自分の志望動機と結びつけながら対策を進めていく必要があります。
また、面接で好印象を与えるには、やはり基本的なことではありますが受け答えをしっかりすることです。そのためには、事前の志望する美容専門学校の面接傾向を想定しておくのが重要です。
今回の記事は、美容専門学校の面接について面接方法と質問例をふまえながらご紹介します。面接は事前の準備がとても大切となります。ぜひ対策の参考にしてみてくださいね。
美容師免許取得を効率良く目指せる「ロゼ&ビューティー美容専門学院」の昼間コースについて下記記事でご紹介しておりますので、ぜひチェックしてください!
美容専門学校の面接とは?質問例などをご紹介!
個人面接と集団面接
美容専門学校は学校によって面接方法が異なる場合があります。
どのような面接方法があるのかを知っておくと、事前の準備をしっかり整えることができます。美容専門学校の面接は主に個人面接と集団面接2種類の方法がとられています。
それでは各面接の特徴を解説していきますので見てみましょう。
①個人面接
個人面接は学生と面接官の1対1で行う場合や、学生は1人で面接官が複数人いる場合があります。面接官が1人の場合、緊張こそしますが複数人いる場合よりは心に余裕を持てるでしょう。
面接官が複数人いる場合、多くの学生は緊張して上手く言葉がでなかったり、頭が真っ白になってしまうのはよくあることです。
しかし、その緊張感を乗り越えきちんと受け答えができれば、面接官からの印象も良く合格への可能性も高まるでしょう。
質問を聞く場合も答える場合も面接官に顔を向け、視線を合わせることがポイントです。
もし面接官が複数人いる場合は、各面接官に視線を動かし、一人一人と目を合わせると良いでしょう。
また、個人面接はメリットもあります。他の学生がいないため、自分の将来のビジョンや考え方をしっかり面接官に伝えられるからです。他の学生の意見に流されず、自分に与えられる時間もたっぷりあるので、積極的にアピールをしていきましょう。
②集団面接
集団面接は複数の面接官・複数の学生で行うパターンの面接方法です。一般的には面接官が出す質問一つに対し、学生が順番に答えていく形式になります。
一番最初に答える学生は最も緊張しますが、先に答えられる分、他の学生との意見かぶりをしない分、自分の考えをアピールしやすいというメリットがあります。それ以降の学生は、前の順番の受験者と意見がかぶらないように注意する必要があり、かつ流されて自分の考えが揺らいでしまうことにも気を付けたいですね。
そのためには事前に質問傾向を把握し、回答をある程度準備しておくと良いです。
焦ると頭が真っ白になってしまい、自分の考えていることを伝えることは難しいです。
ただ面接はどの場合でも緊張してしまうので、緊張している中でも回答できる軸を準備しておきましょう。
③その他(討論する方法など)
あまり多くないパターンの面接方法なのですが、面接官から与えられたテーマをもとに、数人の学生で討論する方法をとっている美容専門学校もあります。
社会では意見を言えることやどういう考え方ができるのかが重要になってきますから、それを見極めるためにとられる面接方法です。
面接方法は主に3種類の方法がとられていますが、どの方法で面接を行うかは美容専門学校のパンフレット、募集要項などの資料に記載されています。
事前にどんな方法で面接するのかを知っていれば、面接対策がしやすいでしょう。もし資料に記載されていなかったり、資料が手元に無い場合には、美容専門学校に直接問い合わせて確認をすると良いでしょう。
美容専門学校の面接でよくある質問例
美容専門学校の面接で「どんな質問がされるか」「質問に対しうまく答えられるか」「良い印象を持ってもらえるか」など、面接にはさまざまな不安がありますよね。
しかし、美容専門学校の面接で予想外の質問をされることはほとんどなく、定番と言える質問をされる場合が多いです。
ですから、あらかじめ定番の質問例をチェックしておき、当日慌てないように対策して行けば、上手く面接を進めていくことができでしょう。
①美容専門学校への志望動機
「間違いなく」と言っても良いほど、美容専門学校への志望動機は聞かれます。「なぜこの学校を選んだのか?」という質問は、定番中の定番と言える質問です。
美容専門学校にはさまざまな特色があり、アピールポイントも色々。それらポイントをふまえてしっかりと自分の組み立てた志望動機を自分の言葉で答えられると、かなり好印象を持って貰えるでしょう。中には「距離が近いから」という理由で選ぶ方もいると思います。
しかし、それではアピールとして弱すぎますし、本気で学びたいと感じられません。将来の夢、なりたい姿を思い浮かべ、なぜこの美容専門学校を選ぶことが良いと思ったのかを具体化してアピールしていきましょう。
②美容業界に興味がある理由
美容専門学校は美容に関する専門的なことを学ぶ学校です。
「なぜ美容に興味を持ち、学びたいと思ったのか?」という質問は定番の質問でしょう。美容への興味が薄ければ「卒業まで頑張れるのか?」と面接官を心配にさせます。
この基本的な質問を的確に答えられなければ、面接官を納得させることはできません。
また、美容への興味がある学生を入学させてあげたいという思いもあるので、美容業界に興味がある気持ちをしっかりアピールすることが大事です。
③高校で何をして来たか
高校では「何の部活に入っていたか」「どういう活躍をしたか」「楽しかったことや辛かったこと」得意、苦手な科目・クラスの中でのポジションなど、高校生活全般のことを聞かれる場合があります。
高校生活がどうだったのかというパーソナルな質問をすることで、受験生の「人となり」を見極めているのです。
高校生活全般の質問内容には例を挙げたように色々な質問を受ける可能性があるので、あらかじめ「自分はどんな高校生活だったか」を項目ごとに紙にまとめておくと良い対策になりますよ。
④長所と短所
自分の長所と短所を語るのは案外難しいこと。高校受験の面接でも長所・短所を答える難しさに、頭を抱えた方も多いのではないでしょうか。
特に、短所を答えるのは難しいもの。誰にでも短所はあるものなので、「短所はありません」とマイナスの部分を答えないのはあまり好印象ではありません。
正直に短所を述べ、どう改善に向けて行動するかを話すと、面接官の心を掴むことができるでしょう。
上記のような部分も、面接官にとっては受験者の人となりを見極める大事なコミュニケーションとなります。
面接で注意するポイント
面接で注意するポイントとして服装があげられます。
実際面接時の服装については、多くの受験者が迷っているポイントでもあります。
結論から言いますと「清潔感」のある服装です。
「清潔感」と聞くと当たり前に感じてしまいますが、美容専門学校は服装の指定があまりないため、自分の個性をアピールするような人もいるようです。
しかし、面接時に大切なのは面接官へ好印象を与えられるかどうかです。
たしかにファッションも自分のパーソナルな部分を見せられる一つの方法ではありますが、面接時はあまりおすすめしません。
女性であれば濃い目のメイクはさけ、男性であればあまり派手な髪形にしない方が良いでしょう。
また、メンズメイク等も今では浸透しているため、クマをかくしたり顔の色味を整えるなどするのもおすすめです。
面接時の服装や身だしなみについては、別の記事でご紹介しておりますので、ぜひ見てみてくださいね。
まとめ
ここまで美容専門学校の面接方法の違いから、質問例、対策方法などをご紹介してきました。
美容専門学校の面接は、主に個人面接・集団面接で行われることが分かりましたね。どちらの方法でも慌てないよう、事前に学校の資料やオープンキャンパスを通して特徴を分析し、学校のアピールポイントを把握して対策を立てていきましょう。
また、定番の質問は「定番」だからこそ、細かい自己分析や熱意の主張が試されます。面接で良い結果を残せるよう、改めて自分と向き合ってみてくださいね!