美容部員として働いているのに、やっぱり別の道に行きたくなり「メイクアップアーティストになりたい」と思う方は少なくありません。
化粧品に囲まれての仕事、お客様にお試しのメイクをするなどの仕事をしていると「もっと人にメイクをしてあげたい」と思うようになってくると、ネット上の掲示板サイトなどで話題になることも。
本記事は、美容部員からメイクアップアーティストに転向したい方向けの情報をご紹介します。
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美容部員からメイクアップアーティストになるのは可能？
美容部員からメイクアップアーティストになることが可能か不可能かでいうと可能です。美容部員になったらメイクアップアーティストに転向することはできないというルールは無いですし、メイクアップアーティストになりたいと思ったら、勉強をすれば誰でも美容部員からメイクアップアーティストになることができます。
ただ、美容部員もお客様にメイクをすることがあっても、業務のメインは化粧品販売です。メイクに関する知識、技術はプロのメイクアップアーティストには及ばないので、メイクアップアーティストになるためには、メイクの勉強が必要になります。
美容部員からメイクアップアーティストになるには？
美容部員からメイクアップアーティストになるには、どのような方法で進んで行くのが良いのか、おすすめをご紹介します。
①資格を取得する
メイクアップアーティストとして能力の高さをアピールするためや、お客様に信頼を与えるために、メイク関係の資格の取得がおすすめです。
IBF国際メイクアップアーティスト認定
IBF国際メイクアップアーティスト認定試験は、IBF認定校のカリキュラムを修了することで受けられる資格です。IBF認定校ではないと受験できないので、もし将来的にIBF国際メイクアップアーティスト認定試験を受けたいと考えているなら、IBF認定校かどうか確認して美容専門学校に入学しましょう。
IBF国際メイクアップアーティスト認定試験を受けると、メイクの技術や知識がきちんとあることを証明できるほか、就職・開業サポートを受けられるメリットがあります。
独学では絶対に取得できない資格なので、もし美容専門学校に入学するなら、IBF認定校を選んでおくと、のちのちIBF国際メイクアップアーティスト認定試験を受けたくなった時にスムーズです。
日本メイクアップ技術検定
一般社団法人JMAが認定している資格で、メイクアップアーティストの多くが取得を目指す民間資格のひとつです。3級～1級の3段階になっており、1級まで取得すればメイクの知識・技術・接客力を証明するアピールポイントになります。
日本メイクアップ技術検定は認定校に通わないと取得できないということはなく、公式テキストで勉強したり、JMAオンラインストアから購入できるセミナー動画で勉強したりすることが可能です。独学で知識や技術を磨けるので、美容専門学校に入学する予定がない方は、日本メイクアップ技術検定の資格取得は必須と言えるくらい、重要なものになります。
1級の合格率は30％程度と低いため、美容専門学校に行っていなくても、1級まで取得できる実力がつけば、就職の際にかなりの強みになるはずです。
②働きながらメイクアップアーティストを目指す
メイクアップアーティストになるための勉強に集中するため、美容部員を辞めるのはおすすめできません。
もちろん、学費や生活の心配がなく勉強に集中できる環境なら美容部員を辞める選択をしても良いですが、そうでなければ働きながらメイクアップアーティストになるための勉強をするのがおすすめです。
資格取得や美容専門学校にはたくさんのお金がかかるので、現在美容部員として働いているなら、学費のためにすぐに辞めるべきではありません。
また、メイクアップアーティストになった後のことも考えて、お金を蓄える目的で美容部員を続けながら勉強すると良いでしょう。メイクアップアーティストになった後は、すぐにプロのメイクアップアーティストとして働けるのではなく、アシスタントからのスタートです。アシスタント期間の給与は、それだけでは生活ができない程少ないことが少なくありません。将来アシスタントになった時の生活費を貯金から賄うためにも、いま仕事を辞めて収入を断つのは、得策ではないのです。
メイクアップアーティストとして働ける就職先を探そう
メイクアップアーティストとして働ける知識と技術を身に付けたら、就職先を探しましょう。メイクアップアーティストの主な就職先はメイク専門プロダクション、美容サロン、ブライダルサロンです。
どこを選ぶかは自分が誰に対してメイクをしたいのかで変わります。芸能人やモデルのメイクをしたいならメイク専門プロダクション、結婚式に関わりたいならブライダルサロン、お客様のさまざまな要望に応え、その時必要なメイクを行う美容サロンなどです。
自分がどんな仕事を夢みてメイクアップアーティストになったのかをよく考えて、就職先を探しましょう。
まとめ
いまは美容部員として働いていても、やっぱりメイクアップアーティストになりたいという夢は叶います。メイクアップアーティストとしての知識や技術を身に着けてから再就職という形になるので、そこまで行くためにはかなり時間がかかるでしょう。
しかし、今すぐにでも行動を開始すれば遅くありません。美容部員からメイクアップアーティストになる方法はきちんとあるので、本記事を参考に、ぜひ夢を追いかけてくださいね。
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