将来ヘアメイクアーティストの道を行くなら、どれくらい稼げるのか?ということは多くの方が気になっているでしょう。
将来の夢だとしても、年収が極端に低ければ生活ができません。本当にヘアメイクアーティストで食べていけるのだろうか?と、心配な方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
ヘアメイクアーティストの平均的な年収を紹介していきます。
ヘアメイクアーティストとしてどう働くか?
ヘアメイクアーティストとして社会に出た時、どのように働くのかが年収に関わってきます。ヘアメイクアーティストは様々な場所で働くことができるからです。
たとえば、化粧品メーカー・結婚式場・美容室・フォトスタジオ・デパートなど、所属先は色々。正社員で所属するのか、フリーランスやアシスタントかでも変わるでしょう。
また、食べていける程の年収を得られない場合も、ヘアメイクアーティストはよくあります。アシスタント時代・下積み時代は給料が安く、それだけでは生活ができないため、アルバイトをする人も少なくないのです。
実力社会のヘアメイクアーティストは、十分な生活をするには正社員として入社できる場所や、実力次第では莫大なお金を稼げるフリーランスが良いでしょう。
目標にしたい!有名なヘアメイクアップアーティストを紹介・・・▶
働き先・働き方で異なるヘアメイクアーティストの年収
ヘアメイクアーティストは様々な場所で活躍できる職業です。どこに所属すると、どれくらいの年収が得られるのかを、こちらでご紹介します。
将来ヘアメイクアーティストとして安定して働くための参考や、さらに活躍を広げるための目標としてチェックしてみてください。
1.結婚式場
◎年収:約250万円
結婚式場に正社員として所属する場合と、日雇いで働く場合があります。正社員として働ける場合は、式場にもよりますが月に約20万円~30万円の給与を得られるでしょう。
ある程度安定した賃金を得られるので、安定した給料が欲しい方は、結婚式場への正社員としての入社をおすすめします。
また、日雇いの場合は正社員よりも賃金が減り、約17万円。ただ、日雇いの場合は依頼主に給料の交渉が可能です。
ブライダルのヘアメイクは、花嫁・花婿のそばで常に待機しなければならず、とても大変な仕事。交渉次第では、もっと給料を伸ばすこともできます。
2.美容室
◎年収:約250万円
正社員として美容室で働く場合には、結婚式場で働くのと同じくらいの約250万円が年収です。安定して給料が欲しい方は、正社員で美容室に入ると良いですね。
ただ、始めから安定した給料を貰えるわけではありません。最初の下積み期間・アシスタント期間は給料が少なく、1ヶ月20万円に届かないことも少なくないです。
場合によっては、ヘアメイクアーティストの給料だけでは生活に余裕が持てないことも。一人暮らしの場合は、特にその厳しさを実感するでしょう。
下積みを終えればある程度の給料が保証されますが、それまでは厳しく険しい道です。
3.フリーランス
◎年収:1万円~数千万円
フリーランスでヘアメイクアーティストとして仕事をする場合は、仕事の数や実力次第なので、年収がどれくらいになるかは分かりません。
自分で仕事を見つけなければならないので、仕事が見つからなければ報酬はゼロです。自分がどれだけ頑張るかが重要ですから、やる気がわいてくるという人も少なくないでしょう。
しかし、安定した働き方とは言えないので、よほどの実力と知名度がなければ、生活に不安を抱えることになる可能性があります。
ちなみに、雑誌やテレビ、本を出すなどして活躍しているようなヘアメイクアーティストの場合は、ギャラや印税なども合わせると、数千万円も稼いでいるような人も。フリーランスは会社にとらわれないので、自分の頑張り次第でいくらでも稼げる可能性があるのです。
仕事の幅を広げ、就職に有利になる!取得しておきたい資格とは
1.美容師免許
髪にパーマをあてる・染める・カットするなどの行為は、美容師免許を持っていないとすることができません。
ヘアメイクアーティストは美容師免許が無くてもなれる職業ではありますが、美容師免許を持っているのと持っていないのでは、仕事の幅はもちろん年収にも関わります。仕事の幅が狭くできることが少なければ、やはり給料は多くは貰えません。
美容師免許は、美容師養成施設に2年、または通信教育で3年以上勉強し、美容師試験に合格すると取得できます。
2.日本メイクアップ技術検定試験・IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
「日本メイクアップ技術検定試験」「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」どちらの資格も持っていなくても、ヘアメイクアーティストとして働くことはできます。この2つの資格が何に重要なのかというと、就職の際に有利になるということです。
メイクアップ関係の資格を所持していれば、メイク技術がきちんと認められている証拠になりますから、メイク技術をアピールするのに役立ちます。
自分をアピールするポイントになるので、より収入の良い場所への就職を目指すなら、持っておいて損はない資格です。
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ヘアメイクアーティストは決して高収入とは言えませんが、とてもやり甲斐があり、人を喜ばせることができる素敵な仕事です。
安定を求めるか、自分の道を行くかはあなた次第。どんな働き方があるのか今一度確認をし、将来の計画をしっかりと固めていきましょう。