幸せいっぱいの新郎新婦を素敵に変身させ、結婚式のサポートに携わるブライダルメイクアップアーティストは、美容業界の中でも人気が高い職業です。幸せな空間での仕事は「華やか」「お洒落」というイメージがあるため、それも人気の理由になっています。
しかし、ブライダルメイクアップアーティストは専門的な知識や技術を持っていないと務まりません。将来ブライダルメイクアップアーティストを目指すために、必要な資格や取っておいたほうが良い資格はあるのでしょうか。
本記事では、ブライダルメイクアップアーティストにおすすめの資格について解説致します。
ブライダルメイクアップアーティストに美容師免許は必要?
ブライダルメイクアップアーティストに美容師免許は、無いよりはあった方が良いと言える資格です。その理由について解説致します。
①新郎新婦のメイクもヘアセットも全て自分が担当できる
美容師免許を所持していない場合、ヘアカットが必要になりそうな場合は、一旦担当を外れて美容師に任せることになります。
しかし、頭の中で思い描く仕上がりで完成させるためには、全て自分が担当できた方が微調整できるので、都合が良いのです。新郎新婦の希望を聞きながら、より美しく仕上がるメイクやヘアセットを詳しく提案したいと思うなら、美容師免許を持っていた方が、仕事がしやすいと言えます。
②就職に有利になる
メイクのみできるブライダルメイクアップアーティストと美容師を2人雇うより、美容師免許があるブライダルメイクアップアーティストを1人雇う方が、雇う側としてはコストが抑えられる上に、できることが多いブライダルメイクアップアーティストを獲得できるので、美容師の資格を持つブライダルメイクアップアーティストは、かなり重宝されます。
メイクはもちろん、髪の毛を切る、染める、パーマをかけるなどの施術もできると、ブライダルメイクアップアーティスト1人にヘアセットもメイクも任せることが可能です。
このように、メイクもヘアセットもできるブライダルメイクアップアーティストは貴重な存在なので、どこの企業からも強く求められます。
美容師免許を持っていることは、大きなアピールポイントになるのです。同時期に美容師免許を持っているブライダルメイクアップアーティストと、美容師免許を持っていないブライダルメイクアップアーティストが求人に応募した場合、よほどのことがない限り、美容師免許を持っているブライダルメイクアップアーティストが採用されます。
ブライダルメイクアップアーティストにおすすめの資格
プロのブライダルメイクアップアーティストとして活躍するには、他にもおすすめの資格があります。美容師免許のような国家資格ではなく、メイク関係の民間資格です。
必ず取得しなければいけないという決まりはありませんが、取得しておくと就職の際にアピールするポイントになりますし、お客様からの信頼を得られるメリットもあります。
ブライダルメイクアップアーティストは、新郎新婦の人柄や雰囲気、顔立ち、衣装に合わせてさまざまなメイクの提案ができなければならないので、メイクの知識や技術力を高める民間資格の勉強、資格取得は効果的な自分磨きになるでしょう。
中でもおすすめの資格は、JMA日本メイクアップ技術検定試験・JMA日本メイクアップ知識検定です。
JMA日本メイクアップ技術検定・JMA日本メイクアップ知識検定は、基礎的なメイクを始め、国際的に活躍できるメイク技術・知識を持つ人材を育成するために設立されました。
1級~3級までの3段階に分かれており、1級まで取得すると、メイクに関する深い知識と技術を十分に持っていることが認められます。プロのブライダルメイクアップアーティストとして活躍するなら、1級は取得しておきたいところです。
また、これらの資格を取得しておくと、就職後に「資格手当」の対象になり、給与がプラスされる場合があります。より給与をアップさせるためにも、余裕があればJMA日本メイクアップ技術検定・JMA日本メイクアップ知識検定の取得を目指してみてください。
その他のおすすめの資格
- ブライダルコーディネート技能検定
- ビジネス実務マナー検定
- ネイリスト技能検定試験
- ジェルネイル検定
- 着付け技能検定
- ドレススタイリスト検定
- IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
まとめ
ブライダルメイクアップアーティストは国家資格が必要な職業ではないので、資格を持っていなくてもプロのブライダルメイクアップアーティストを名乗り、働くことができます。
しかし、仕事の幅を増やしたり、就職の際に有利になるためには、美容師免許や美容に関わる民間資格の取得もおすすめです。
民間資格の取得は美容専門学校に通いながらでも、働きながらでも可能なので、より深い知識と技術を身に着けたいと考える方は、気になる資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。