メイクやスキンケアのアドバイスや、お客様の要望に合わせた化粧品の提案など、美容部員は「美容のスペシャリスト」のような存在です。
「美容のスペシャリスト」ともなれば美容部員のお給料は、さぞかし高いのでは？と思う方も少なくありませんが、実際はどうなのでしょうか。
将来、美容部員として働いていきたいと考えているなら、どれくらいのお給料が得られるのか？という点は、重要なポイントですよね。
今回は、美容部員がどれくらいのお給料を貰えるのかについてご紹介していきます。
美容部員の気になるお給料
将来一人暮らしを検討しているなら、お給料がどれくらい貰えるかは知っておきたい情報のひとつですよね。
給料がある程度わかっていれば、住む場所も今のうちから検討できます。
ただ、働いている年数や働き方によって収入に差があるので、ここでは勤続年数や働き方によって異なるお給料をご紹介しますね。
①正社員
正社員として働く場合、始めのうちは15万円～17万円程度に設定している企業が多いです。
極端に給料が安いわけでもありませんが、少々心もとない収入と言えます。一人暮らしをするには、住んでいる場所によっては生活が厳しいと感じてしまいそうですね。
ただ、正社員として3年働けば給料がアップし、20万円前後、貰えるようになるでしょう。
もし副店長や店長代理に抜擢されれば、さらに給料は伸び、30万円前後貰えるようになります。
②契約社員、パート、アルバイト
契約社員も正社員と同じくらいの15万円～20万円のお給料が貰える場合が多いですが、正社員とは異なり副店長や店長代理のポジションにつくことは難しいです。
また、正社員と同じくらいのお給料は貰えますが、勤続年数によって収入がアップする可能性も少ないでしょう。
パートやアルバイトの場合は時給制になり、多くの企業で850円～1500円の間で設定しているようです。
都市部に近いほど時給は高く、地方は少ない傾向にあります。
地元や引っ越す予定の地域では、どのくらいのお給料が貰えるのか、求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
美容部員のお給料を底上げする資格
美容部員の大体のお給料は分かりましたが、実は「ある資格」を持っているとお給料をアップさせられる可能性があります！
仕事にいかせる資格を持っていると、お給料に手当がつき、その分、お給料に上乗せすることができます。
どのような資格を取得するのがおすすめかまとめているので、参考にしてみてくださいね。
①日本メイクアップ技術検定
3級～1級に分かれており、3級では基本のスキンケアとベースメイク、2級はスキンケアとフルメイク、1級は相手の要望に沿ったメイクの試験を行います。
3級から1級まで全て合格すれば、基本のスキンケア・メイクから相手の要望に沿ったメイク技術の全てを学ぶことが可能です。
美容部員は美容に関する知識と技術、お客様の要望に応えることが必要なので、取得しておくと仕事にいかせるおすすめの資格ですよ。
②日本化粧品検定
化粧品や美容に関係する知識の向上を目指す検定で、専門的な美容・化粧品について学ぶことができます。
美容業界で働くなら身につけておきたい基本の知識から専門的な知識まで得られるので、より優れた美容部員を目指す方なら取得しておきたい資格です。
③IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
東京とニューヨークに拠点を置く組織、「国際美容連盟」が設立した認定試験で、国際的な美容業界の技術や知識の向上と、発展を目的としています。
知識や技術を認められ試験に受かると、美容に関係する就職・開業などのサポートを受けられるのがメリットです！
IBF国際メイクアップアーティスト認定試験は、IBFが指定するスクールの修了証書を持っている方のみが受けられるので、IBF国際メイクアップアーティスト認定試験の資格の取得を目指す方は、最寄りのスクールをチェックしてみましょう。
美容部員は残業代も支給される？
化粧品がよく売れる時期は、新商品の発売・クリスマス・初売りなど。
来店するお客様が増え、接客がなかなか終わらないと勤務時間を過ぎ、残業になることもあります。
また、美容部員は商品の入れ替えも業務のうちに入っているので、入れ替え作業を残業時間に行う場合も。
ただ、残業が発生すれば働いた時間だけ賃金が生まれるので、お給料に上乗せされ、さらに多くの収入を得られますよ。
まとめ
美容部員のお給料は、特別多いものではありません。
しかし、仕事に役立つ資格があれば手当、残業すれば残業代が支給されるなど、お給料を増やすことができます。
手当や残業代が上乗せされれば、比較的満足のいくだけのお給料を得られるでしょう。
美容部員のお給料は、暮らしていくには十分な収入があります。
ぜひ、安心して美容部員を目指してくださいね！
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