メイクアップアーティストという職業は「メイクをする仕事」というなんとなくのイメージを持っている方は多いですよね。
「メイクをする仕事」のイメージでいくと、メイクアップアーティストはお洒落な人や化粧品に囲まれ、とても華やかな職業の印象が強いです。
しかし、華やかなイメージが素敵だからという理由だけでメイクアップアーティストを目指すと、現実を知った時にショックを受けるばかりか「辞めたい」と思ってしまいかねないので、どのような仕事内容かを今から知っておくことが大事。
本記事では、メイクアップアーティストの仕事内容についてを詳しく解説しているので、将来メイクアップアーティストを目指している方は参考にしてみてください。
メイクアップアーティストの仕事とは?
メイクアップアーティストの仕事は、お客様にメイクをすることだけが仕事ではありません。
メイクをするのは主な仕事のひとつですが、他にも細かい仕事やメイン級の仕事がたくさんあるのです。あらかじめどのような仕事があるか知っていれば、将来メイクアップアーティストになった時に心構えができているでしょう。
心構えができていれば、いざその仕事を任された時に焦らず落ち着いてこなせます。
①受付
サロンなどで働く場合、空いている時間にはメイクアップアーティストも受付の仕事をすることがあります。
サロンで受付や雑務をしてくれるスタッフを雇っている場合もありますが、手が空いているスタッフが受付も兼ねているようなところでは、手が空き次第受付業務も任されることもあるでしょう。
受付では予約受付や電話対応、来店したお客様の案内や接客などを行います。難しい仕事ではありませんが、電話対応が苦手な方は就職先ではメイクアップアーティストも受付対応するのかどうかチェックしておくと、心構えができるでしょう。
②カウンセリング
お客様にメイクをする前には、必ずカウンセリングを行います。
メイクアップアーティスト自身が得意とするメイクができれば本領発揮できるので嬉しいですが、メイクアップアーティストはお客様の要望に合わせてメイクすることが仕事です。
お客様からの要望には「今流行りのメイクを取り入れて欲しい」「コンプレックスを隠して欲しい」「結婚式や成人式に合わせたメイクをして欲しい」など色々あります。お客様自身ががしたいと思うメイクをしてもらうことでお客様は笑顔になるでしょう。
メイクアップアーティストとは求められているメイクを自慢の腕前で実現し、喜んで貰う仕事と言えます。
また、モデルや芸能人のメイクを担当することになった場合には、提示される雰囲気やキャラクターに合わせたメイクをする必要も。細かいカウンセリングが必要になるので、大変ですがやりがいがある仕事です。
③メイク
入念なカウンセリングが終わったら、いよいよメイクアップアーティストの腕の見せ所です。お客様の要望に合わせたメイクを丁寧に完成させていきます。
メイクはベースからポイントメイクまで全てメイクアップアーティストが担当。お客様の肌質や肌色に合わせて化粧品を使い分けるのも、メイクアップアーティストの大事な仕事です。
肌質に合う化粧品は人それぞれ異なるので、色々な種類を用意しておくことで最高の仕上がりになります。
メイクアップアーティストは常に流行を追うのも仕事
美容学校でメイクの正しい方法やテクニックを学び、プロのメイクアップアーティストになったらそこで終わりではありません。メイクの流行や技法は常に更新されていて、数年勉強を怠ったらいつのまにか「時代遅れなメイク」しかできなくなってしまいます。
基本的なメイクが求められる場では通用しても、流行を取り入れたメイクを求められた時に「知らない」「できない」ではメイクアップアーティストとしての信用を失いかねません。
シーズンごとに変わる流行カラーや日本で流行っているメイク方法、海外で話題のメイク方法は常にチェックしておくと、さまざまな要望に応えられるメイクアップアーティストとして活躍できます。
また、流行りのメイクが「できる」「得意」なメイクアップアーティストは注目されやすく、指名を貰えるチャンスが増えるメリットも。売上や人気を伸ばすチャンスなので、美容系の雑誌、ニュース、動画サイトなどをチェックし、最新の情報が得られるようにアンテナを張ることは仕事のうちに入るのです。
まとめ
メイクアップアーティストは、メイクをする以外にも受付などの雑務、メイク前のカウンセリングを行うことが主な仕事内容。
また、流行のメイク方法や流行りをチェックするのも大事と言えます。勤務時間にすることではありませんが、日々変わっていくメイクの流行をチェックし知識を増やすことは、自分のアピールポイントになるからです。
アピールできるポイントがあればお客さんの獲得に繋がるので、仕事のひとつと言っても過言ではありません。