美容師と理容師は違いがあると知っていますか?
美容師と理容師では取得しなければならない資格も異なれば、業務範囲も異なります。
今回は、美容師と理容師の違いについて紹介していきます。
美に携わる仕事をしたいと考えている人は必見です!
美容師と理容師の違いを把握して、自分がしたいことや目指したいものを選ぶと良いでしょう。
美容師と理容師の違いとは?
美容師と理容師については、法律で定められています。
美容師は美容師法、理容師は理容師法でそれぞれ定めがあります。
美容師法によると、“美容とは、パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう”と定義されており、理容師法によると、“理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう”と定義されているのです。
これらから、美容師は容姿を美しくする変身させるもの、理容師は容姿を整える、清潔感を出すお手伝いをしてくれる職業と言えることがわかります。
美容室と理容室を利用した人たちを思い出すと想像しやすいと思いますが、美容室で施術を受けた人はきれいに変身したようで、理容室を利用した後の人は、すっきりと清潔感漂う印象が強いと思います。
美を司る仕事という大枠では同じ美容師と理容師ですが、美しくすると、整えるでは若干ニュアンスが異なるのです。
美容師と理容師の業務範囲は違いがあった!
2015年までは美容室では、男性客のカットのみ、理容室では女性客のパーマを禁止していました。
法の見直しにより、このどちらも行えるようになったことから美容師も理容師のどちらもお客様に対する施術の幅が広がっています。
美容師のみができる仕事、理容師のみができる仕事とは?
美容師のみができる仕事として、着付けやまつ毛エクステンションなどが挙げられます。
理容師のみができる仕事として、シェービングがあります。
まつ毛エクステンションやシェービングなどは、より高い技術が必要なことからもそれぞれで特化した技術を学んできた美容師、理容師でできる範囲が異なるといえるのです。
美容師と理容師どちらを目指すべき?
美容師と理容師では違いがあることがわかりましたが、どちらを目指すと良いか迷うと思います。
容姿を美しくする美容師、容姿を整える理容師どちらを目指すか、何をしたいのかが重要になってきますが、学校に通った後、それぞれ美容師免許、理容師免許の取得が必要です。
どちらも国家資格なので、取得しているとずっと使える資格とも言えます。
美容師免許と理容師免許を両方の取得も!
特化した部分やできる仕事内容も異なってくるので、どちらも資格を取得したいと考えるのであれば、美容師免許、理容師免許両方を取得するのも方法です。
以前は両方の資格を取得する場合は最低でも4年間は時間を要していましたが、制度の改正などに伴い専門学校への通学と通信課程を利用した、より短期間で両方の資格を取得できる専門学校も存在しています。
どちらの技術も身に着けたい、学びたいというのであればこれらの制度を利用して短期間で資格取得を目指すのもありです。
両方の資格を取得していると、仕事の幅が広がるのは歴然です!
美容師か理容師どちらを目指したいか決まっているのであれば、美容師について学べる専門学校、理容師について学べる専門学校を探しましょう。
ライフスタイルに合わせて通える通信課程の学校もあるので、自分に合った学校選びを心がけましょう。
それぞれの違いを把握した上でどちらを目指すのか、目指すためにはどのような学校に通えばよいか事前に確認して学んでいくと良いでしょう。