お客様の指先を華やかに彩るネイリスト。自分もプロのネイリストになり、美容業界で活躍をしたい!と憧れている方は多いのではないでしょうか?
ネイルサロンで働く多くのネイリストの方は、専門のスクールに通ったり、講座を受講して知識や技術を身につけています。
他には「独学で学ぶ」という選択肢もありますが、プロのネイリストは独学でなれるものなのでしょうか?
そこで今回は、プロのネイリストは独学でなることができるのかについてを解説していきたいと思います。
ネイリストは独学でもなれる?
独学でネイリストになるのは可能?
なぜなら、ネイリストの資格は「国家資格」ではないので、知識や技術力があれば無資格でもネイリストを名乗れますし、働くことができるからです。教材のテキストや動画を見ながら、独学で専門知識や技術を学び、プロとして働けるレベルまで成長することもできるかもしれません。
専門的な知識や技術があることが希望の就職先で認められれば、無資格でもプロのネイリストとして働けます。知識や技術があれば無資格のネイリストを採用しているサロンもありますから、資格がなくても働きたい方は無資格でも採用してくれるサロンを探す必要があります。
独学でネイリストになることはできるがデメリットも
独自に購入した教材や動画を見ながら学べば、無資格でもプロのネイリストになることが可能なのは確かです。
しかし、資格がないのはデメリットもあります。資格がなくてもネイリストになれるのに、なぜデメリットがあるのでしょうか?
①お客様に不安を与えてしまう
無資格では指名を貰えない・信頼を得られないなどのデメリットがあります。
爪というほんの僅かな箇所とはいえ、資格を有していない人に自分の体を預けたいと思うでしょうか?
全く気にならない人ももちろんいますが、不安を感じてしまう人も少なからず存在するでしょう。
②独立開業しても集客を得るのが難しい
資格があれば専門的な知識や技術があることを証明でき、安心して通って貰えるサロンとして集客を得られます。
しかし、資格がないと何も証明できないため、お客様に不信感を与えてしまい、集客を得るのが難しい可能性が高いです。集客が得られなければ、お店を維持することも難しいでしょう。
③独学では知識や技術が不十分な可能性もある
専門学校に通っていれば必要な知識や技術をしっかり身につけられますが、独学では十分に学びきれない可能性があります。
不十分な知識・技術力ではお客様に思わぬ健康被害を与えたり、デザインに満足して貰えないこともあるでしょう。
ただ、色々な教材を呼んだり技術を磨けば、十分な知識と技術を得ることは可能です。講師に教えて貰わない分、努力が必要というわけですね。
独学で学んだあとは資格を取得しよう
独学で知識や技術を身につけ、無資格でネイリストになるのは可能です。
しかし、せっかく知識や技術力を身につけたのなら、検定試験を受けないのはもったいないでしょう。
十分な勉強を積み重ねて来たのであれば、試験を受ければ合格でき、資格を取得することができるはずです。資格がある方がメリットがたくさんあります。
- 就職先の選択肢が多くなる
- 資格を一つでも多く取得すればアピールポイントになる
- お客様からの信頼を得られる
- 思わぬトラブルを防げる
- 独立ができる
では、具体的にどんな資格を取得すれば良いのかおすすめをご紹介します。
①ネイリスト技能検定試験
ネイリスト関連の資格の中ではもっとも古い検定試験です。もっとも古いといっても、スタートは1997年。ネイルアートは比較的新しい分野のオシャレなのです。
試験は3級から1級まであり、最初は3級から試験を受けます。合格すれば2級、1級と段階を踏むことができます。最終的に1級まで取得できれば素晴らしいですが、2級まで取得していれば就職にはそうそう困らないでしょう。
②JNAジェルネイル技能検定試験
ジェルネイルの普及と共に作られた検定試験で、2010年からスタートしました。ジェルネイルは今まさに人気なので、ジェルネイル技能検定試験の資格取得は大きなアピールポイントになります。
初級から上級までがありますが、プロとして認められるのは中級レベル。最低でも中級までは取得しておきたい資格です。
③JNA認定ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロンにおける衛生管理基準を学び、安心・安全な施術をお客様に行う知識を習得します。衛生管理の知識があれば、お客様の皮膚・爪への健康被害を防ぐ効果があるでしょう。高い安全性はお客様からの信頼・お店の信頼に繋がります。
まとめ
今から学校に入学するのは難しくても、独学で学びプロのネイリストになることは可能です。
そして、独学で得た知識と技術は資格取得のためにも役立てることをおすすめします。
資格がないよりもある方が活躍の場が広がりますから、独学でプロのネイリストを目指したい方は、検定試験への挑戦もぜひ検討してみてくださいね。